つまらない人に、つまらない質問をされたら

はらいかわてつやです。
ここ近年は、インターネットが普及していますので、パソコンやスマートフォンから様々な知識や技術を手軽に学んだり身に付ける事が出来ます。
しかし、そんな時代で生きている影響なのか、世の中には知識はある程度あるものの、中途半端にしかその知識を持ち合わせていないのにも関わらず他と比べては優越感に浸っている人が、非常に多くいます。
あなたの周りにも、そのような人達は、多いのではないでしょうか?
そして、中途半端な知識を持っている人に限って、持っている自分の知識をひけらかす事が大好きです。
その中で、特に大好きな事が、他人を試すような質問をしてくる事です。
例えば、美術の知識をかじっている人の場合は、絵画の巨匠であるヴィンセント・ヴァン・ゴッホやエドガー・ドガ等の作品を見せながら「あなたは、この絵の価値が分かりますか?」と、つまらない質問をしてきます。
あなたも、彼や彼女にそのような質問をされて、困った経験も多くあるのではないでしょうか?
しかし、実はこれは十分な知識を得ようとしない人間であればある程、よくしてしまう駄目な癖なのです。
ビジネスでいうと、何時までも出世をする事が出来ない先輩のような人に、よく見られる現象です。知識も仕事も何事に対しても、かじった程度であるのにも関わらず、「木を見て森を見ず」ということわざで表せるように、より深い知識を得たり挑戦をしたりせずに現状に満足してしまっているのです。
そのような人がやたらに浅はかな知識を振り撒こうとするのですから、当然周囲はあなたを含めて、「空気を読めない人」という、決して良くはない評価を下しているでしょう。ですから彼は彼女は何時までも出世をする事が出来ないまま、今の状態から上に一歩も登れなくなっているのです。
そして更に、質問をされて答えるという事は、相手に自分の貴重な時間を手渡してしまわないといけない事なのです。知識をひけらかす人は、周りの空気を読めないだけでなく、相手の時間まで無駄に奪ってしまっているのです。
決してそのような事をさせないように、相手のつまらない質問には、真面目に答えないようにしましょう。例えば先程の美術の知識をかじっている人の、絵画の値段当ての質問に対しては、「100億円」と、いかにも笑えるような答えをしてしまいましょう。
そのような滑稽な答えをしてしまうと、周囲に他の人がいた場合は、相手の空気を瞬時に和やかにし、相手から笑われるなりつっこまれるなりをして貰って、楽しませる事が出来ます。
そして質問者も、あなたがこのように滑稽な答えをする事により、周囲を空気を読んでいなかった自分の行為に気付き、今後は下らない質問をしなくなるのです。
空気を読む事が出来ない人に、あなたも同じように接してはいけません。極論で相手を助けてあげるのも、大人の優しさなのです。
ご参考までに。
はらいかわてつや