質問魔にはこう答えよ
はらいかわてつやです。
最近の世の中には、何かある度に質問ばかりを繰り返してくるような「質問魔」の人達が、急激に数を増やしてきています。
そして、そのような人達はビジネスの世界の中においても、例外無く数が多くなっていると感じられます。
あなたの働いている会社の中にも、「質問魔」と呼べるような人というのは、何人も重い浮かぶ数で、存在しているでしょう。
質問を繰り返す「質問魔」の人というのは、始めは他の人と同じように、仕事を行う前には必ずひと通りの説明を指導者から受けているでしょう。しかし、事前に十分な説明を受けているにも関わらず、彼や彼女は教えて貰った内容に納得が出来ずに、耳を疑うような細かい内容を含めて、指導者に質問を延々と繰り返してきます。
挙げ句の果てには、仕事の内容に全く関係の無い、どうでも良いような質問までも長い時間を掛けて訪ねてきます。任された仕事にはなかなかとりかかる事をせずに、質問をする事だけに時間を大量に浪費してしまっているのです。
実は質問を繰り返す人は、任された仕事に対してやる気を持っていません。仕事に対して「自分には難しい」等と臆病になっているゆえに自信を持ってはおらず、質問を繰り返すという行為をする事で、自分がその仕事をするタイミングを少しでも遅らせようとしているのです。
しかし、社会人生活の浅い若い社員であれば、任された仕事に対して右も左も分からないゆえに不安になってしまう事は仕方が無いでしょう。しかし30歳を越えても質問魔であるのでしたら、その人物は必ずといって良いほどに、定年まで出世をする事が出来ずに補欠の状態のままサラリーマン生活を送ってしまう人です。
やり方を幾ら訪ねる事を繰り返しても、物事はとりあえずやってみなければ、進み方も転んだ時の対処の仕方も、永遠に知る事は出来ません。
あなたがもしも質問を繰り返してしまっているのであれば、とりあえず仕事に手を掛けてみましょう。そして「怖い」からという理由で、質問を繰り返している人に関わる機会がある時は、相手の甘えを決して許してはいけません。
質問を繰り返す人にあなたが仕事を与えた時に、相手から質問を繰り返された時には、「とりあえず、やってみなさい」とだけ、伝えてあげましょう。
質問魔に説明をするチャンスは一度きりだけにすると、心の中で決めておきましょう。仕事に素直に手を付けねばならない環境を整えるという事が、相手もあなたも、大きく成長する事が出来るものなのです。
はらいかわてつや