卑屈な人は人に好かれない
はらいかわてつやです。
外見が良ければ人から好意を持たれるが、外見が悪いからといってダメということは決してない。
たしかに、異性から好意を持たれようとすると、外見も非常に大きなポイントになってくるだろう。
男の人の多くは美人が好きだろうし、当然女の人もイケメンが好きだからである。
しかし、人間関係のにおいては、異性ではなく同性を相手にすることが圧倒的に多いのではないだろうか。
そうであれば、外見はあまり重要視しなくてもよい。
同性を相手にする場合は、外見よりも内面のほうがとても重要になってくるからだ。
アメリカのカリフオルニア州立大学のダイアン・フェルムリー氏が、「同性の魅力」について調査した。
その結果、「人当たりの良さ」が同性の魅力の第1位であった。
優しい人や、困った時に手を差し伸べてくれる人、愛想よく話す人、そんな人が同性には魅力的に感じるのである。
フェルムリー氏の研究結果から、外見や財力、仕事で成功をおさめているかなどということは、決して重要ではないことがわかった。
何よりも大切なものは、外見ではなく内面なのである。
異性にモテたければ、たしかに外見が良くないことはデメリットになってしまうだろうが、人間関係においては同性を相手にする場合が多いのだから、内面を磨くことに一生懸命取り組もう。
外見が良くない人は、そのことを気にするあまり卑屈になって内面まで悪くなってしまうことがある。
「デブだからモテない」のではなく、卑属だから嫌がられるんだということに早く気づいたほうがいいですよ。
(「an・an」2008年12月10日号、50 ページ」
有吉さんもそのように明言している。人から好かれない人は、外見が悪いのではなく、内面が悪いのだ。
よく「美人な人は性格がキツくて悪い」と言われるが、これも真実ではない。
現実には外見が良くない人のほうが、性格が悪いことが多い。
ユタ州立大学のジェラルド・アダムス氏いわく、美人な人ほど社交的で気配りができる人が多く、外見が悪い人ほど押しつけがましかったり、高圧的だったりと、性格に問題があることが多いらしい。
もちろん外見を磨く努力をすることもよい。
しかし、外見ばかりに気を取られるのではなく、内面も磨かなくてはならない。
外見があまりよくなくても内面がきれいな人は、不思議とそれが表情に出て、とても愛らしい笑顔をつくることができる。
そのような人は人から好かれるもので、決して嫌われはしないのである。
異性を引き寄せるための外見ではなく、同性を引き寄せるための内面を大事にしよう。
はらいかわてつや