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反省はしなくてよいが、頭は下げよう

心理学
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有吉弘行

はらいかわてつやです。

子どもっぽい性格の人は、なかなか素直に頭を下げれない。
何かと言い訳を並べて自分が悪くないことを主張するのだ。
そんな人たちは決まって「だって・・・」と言い訳するのである。

「だって、電車が来なかったから・・」
「だって、そんな説明されてなかったし・・・」

などと、「だって・・・」を並びたてるのだ。
とても見苦しいし、社会人としては失格だ。

有吉さんも、他人に怒られたときにはとにかく謝るのがいい、と話している。

気持ちは何もなくていいから、「形式上は頭を下げたぞ」っていう仁義だけ通しておけば、大丈夫だと思うんですよ。心なんか全然入ってなくていいんです。「すいません」くらいで、謝っとけば。 
(「嫌われない毒舌のすすめ』KKベストセラーズ、20~21ページ)

もし、自分が少しでも悪いなと思うことがあれば、条件反射的に頭を下げるようにしよう。
理由などは深く考えなくてよい。

たとえ、相手が理不尽な怒り方をしていたとしても、それでも「すみませんでした」と頭を下げるのだ。

もし、本当に自分に非がない場合は、そのうちに相手の怒りが覚めた時にあなたに対して罪悪感を感じる。

「すまないことをしたな」と、その後はかえってあなたに優しく接してくれるようになるかもしれない。

しっかりと詫びることができるということは、人としての器を表すことだ。
お詫びがきちんとできる人は、人としての器が大きい。
そういった人のほうが、好印象を与えることができるのは明白だ。

イスラエルのベン・グリオン大学のタマール・ウォルフィッシュ氏は、お詫びしない人より、きちんとお詫びする人のほうが、確実に良い印象を相手に与えることができると述べている。

精神的に幼い人はきちんとお詫びができない。
そういった人は、人から好かれない。

有吉さんは毒舌家として人気だが、言いすぎたときにはすぐに謝ることを意識しているらしい。
そういった意味では有吉さんは「大人の毒舌家」といえる。
そんなところが、有吉さんの人気の秘訣なのだろう。

自分に非がなくても、とにかく謝ったほうが得なのだ。

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はらいかわてつや

資本主義の牢獄に囚われた
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革命コンサルタント、活動家、心理学者、プロモーター

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一般社団法人 日本IT行動科学研究所 理事
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