上司や先輩には遠慮なく甘えよう

はらいかわてつやです。
有吉さんは”甘え上手”であることを自分、そして周りの人から認められている。
人に好かれるためには「甘え上手」であることは欠かせないポイントだ。
有吉さんは、多くの雑誌のインタビューの中でダチョウ倶楽部さんから好かれることができたという話を語っている。
それも、甘え上手だったからこそ成せたことだろう。
オレは前向きに、「先輩ってやっぱり頼られるって嬉しいだろうな」って、そういう風に思っております。後輩に同じことを頼まれたら絶対同じことはしないですけどね。
(「オレは絶対性格悪くない!」太田出版、24ページ)
では、どのように甘えるのが効果的なのだろうか。
有吉さんは、「相談をすること」をひとつの方法として挙げている。
人は頼りにされると喜ぶので、悩み相談をするのも良いと思いますね。しかも本当は悩んでないのに、さも本当に悩んでるふうに言うのが肝。
(「CIRCUS」2009年9月号、76ページ)
「僕、今こんな悩みがあるんです」
「○○さんにだけしか相談できないんですけど・・・」
こんな感じで話をされれば、「俺って頼れる存在なんだな」と思い、相手はまんざらでもない気持ちになる。
相談をするということは、「あなたを頼りにしている」「あなたを尊敬している」という気持ちを暗に表すことができるのだ。
相手もそれをひしひしと感じるので、後輩や目下の人から相談を持ちかけられればうれしいのだ。
「でも、甘えられたり相談されるのって、うっとおしいと思われないかな・・・」
「むやみにお願いするのは厚かましいことだ」
と思う人もいるかもしれない。
たしかに、無理なお願いやややこしい相談をすれば、うっとおしいと思われたりネガティブな評価をされることもある。
場合によっては、うっとおしい、厚かましいと思われることがないわけではない。
しかし、それでも甘え上手な人のほうが人に好かれることはある。
心理学用語でこれを「フランクリン効果」という。
フランクリン効果とは、18世紀の政治家であるベンジャミン・フランクリンからつくられた言葉で、
フランクリンは誰か取り入りたい人がいると、上手く甘えることで好意を得ていたのだ。
上司や先輩には上手く甘えよう。
ただい、有吉さんが話していたように、自分は後輩や部下を甘えさせてはいけない。
自分は後輩や部下を甘やかさずに厳しく接していればいい。
人は、相談されればその人を可愛がるものなのだ。
はらいかわてつや