決断の基準は好き嫌いで決める
はらいかわです。
あなたが会社の中で日々の仕事をこなしていると、様々な場面を通して重要な決断をしないといけないという事に、多く関わってきたかもしれません。
その時に、あなたはなかなか直ぐに物事を決める事が出来ずに、いざ決断した事に対しても「この決断に、果たして根拠はあるのだろうか?」等と考えては、随分と悩んでしまったという経験が、あるのではないでしょうか?
また、あなたの周囲に、例えば先輩や上司等に、そのような「決断の仕方が下手」である方が必ず1人はいらっしゃるのではないでしょうか?
決断の下手な人は世の中には多く存在しています。しかしハッキリと言ってしまいますが、決断に根拠なんてものは、一切必要ありません。
決断は100%あなたの「好きだから」、「嫌いだけだから」で決めてしまっても構いません。
むしろ、そうする事こそが当然でもあり、決断という言葉の本当の意味でもあるのです。
決断とは、『きっぱりと決める』という意味の言葉です。ですので、決めた後で悩んだり、論理的に考えながら慎重に決める物では、そもそも無いのです。
論理的に決める事は、決断をする時では無く、判断をする時に行う事です。判断とは、『ある物事について自分の考えをこうだと決める』という意味を言います。
十分な時間を掛けてじっくりと判断をしてから短い時間で決断をするのが、選択をするという行為の正しいやり方であるのです。ですので選択に悩むのは決断の時ではなく、判断の段階で済ませておくべき事なのです。
あなたが幾つかの選択肢に対して、複数の判断材料を整えた状態で念入りに判断し、その中で最後まで残った選択肢こそが、あなたがする決断にふさわしいものなのです。
しかし、あなたがそのようにしていても、周囲の「決断の下手」な人達はあなたの決断に対して、横やりを入れるような反応をしてくるでしょう。折角あなたが良い決断をしたのにも関わらず彼や彼女は「そんな決断をして、根拠はあるのか?」等というような質問を、あなたに投げかけてくるかもしれません。
もし決断の出来ない上司や先輩から執拗に「根拠はあるのか?」と聞いて来られた時には、堂々とこう答えてあげましょう。
「もちろん、好き嫌いで決めました。根拠なんて何一つありません」
即答で、自信を持ってハキハキと答えてしまいましょう。
あなたの人生を100%あなたの好きな事だけして生きる為に、より高い「判断力」を磨いておいたうえで、何時でも最高の「決断」が出来るようになっておくのです。
はらいかわてつや