お勧めの本は訪ねられても答えない
はらいかわてつやです。
このブログをいつも読んでくださっているあなたは、もしかすると普段から様々な本を沢山読んでいるような、読書好きの人なのかもしれません。
もしもその通りであるのでしたら、読書好きであるあなたに対して、「あなたがオススメだと思う本は何ですか?」等と他人が尋ねてきた事があるという経験は、一度や二度の事では無い筈でしょう。
あなたのような読書を趣味にしている人達に対して、お勧めの本を直ぐに訪ねてくる人達には、共通している事が1つあります。
それは、あなたが例えその相手にお勧めの本を親切に紹介してあげたとしても、次にあなたがその相手と会った時には、相手はあなたの薦めた本を1冊として全く読んではいないという事です。
そのような人というのは本だけではなく、実は他の全ての事においても同じような質問と対応をしています。質問と情報収集だけを思いついた時にして、それだけに満足してしまうせいで行動には全く移さないという事を、日常的に行いながら人生を送っています。
そのような人生の過ごし方ばかりをしているゆえに、彼や彼女は未だに何1つと何かを成し遂げる事をしてはいません。そして、これからも何かを成し遂げる事が全く出来ないまま、自分の人生を無駄に終わらせてしまうのです。
折角あなたが親切に教えてあげている有益な内容を無駄に扱われているのでは、教えてあげる為に貴重な時間を削っているあなたの人生にある可能性やチャンスまでをも、相手によって無駄にされてしまいます。ですので、今後は「お勧めの本は何ですか?」と他人に質問をされた時には、今までと全く違う対応をしてしまいましょう。
「お勧めの本は何ですか?」と言われた時には「そんな物はありません」と即答してしまいましょう。ただし、相手がその場限りの付き合いであり、もう二度と会わないだろうと確信出来るような人であれば、当たり障りのないように適当に思い浮かんだ本で構いませんので、とりあえず1冊の本を教えておいても結構です。
しかし相手がもしもあなたにとって大切だと思うような人であれば、「そんな物は無いです」と即答した後で構いませんので、「その質問は恥ずかしい事だよ」と、さりげなく伝えてあげましょう。質問だけで行動をしない相手に対して、している事の意味の無さについて気付かせてあげるのです。
「お勧めの本はありません」と答えても、「そんな事は無い」と言って食い下がってくる人達も多くいます。そのような人に対しては、適当に対応しても構いませんし、むしろ傲慢な相手の態度を許す事が出来るように、あなた自身に磨きを掛けておきましょう。
是非とも、あなたが読書を趣味としているのでしたら、今よりももっと多くの本を読むようにしましょう。
膨大な数の本の内容を吸収する事で、あなたは沢山の知識と共に圧倒的な実力をつける事が出来ます。あなたの人生を豊かにする為に、他人に知識の手段を教えるのではなく、自分の知識を養う為に行動するようにしましょう。
はらいかわてつや