イメージするだけで願いが実現する理由
はらいかわてつやです。
◎誰もがすぐに変わることができる
私たちは、自らがなりたいと望む人間になることができる。
よって、「なりたい自分」がある人は、そのことを強く意識することが大事で、自分を変えるポイントである。
魅力あふれる人になりたいと思うなら、「魅力的な人間になる」と心で強く思えばいい。
成功したいという人は、お金持ちになって大豪邸に住んでいるところを想像すればいい。
また、人気者になりたい人は、たくさんの人に囲まれて周りの人を笑わせている自分を想像しよう。
読者の人たちは、「そんな簡単な方法で自分を変えることができるのか?」と疑うことだろう。
しかし、私たちの想像力というのは、思った以上に強いものなのだ。
「なりたい自分」を想像するだけで、現実になりたい自分へと近づいていくのである。
フランスのスポーツ心理学者であるプロージーン氏は、 ゴルフの未経験者を集めてイメージトレーニングを行わせてみた。
肩の力をストンと抜いてボールを打ち、そのボールがどのように転がっていくかなどをイメージさせてトレーニングしたのである。
そして、実際に50mのアプローチを打たせてみたところ、見事にボールをカップに寄せることができたのである。
人間は「できる」と強く思うことで、実際にできるようになるもである。
経験したことがないようなことでも、イメージトレーニングするだけでうまくできるのである。
「なりたい自分」になるためにも、漠然とした想像をするだけでなく、より具体的に想像し行動することで、徐々に夢を実現していくことができるのである。
◎想像カを刺激するための写真
かくいうケネディ大統領もそうだった。
ケネディは、大統領になる以前から、自分が大統領になるということを強く意識して行動していた。
父であるジョゼフの影響があったとはいえ、「大統領になる」というはっきりとした夢を持ち続けていたのでる。
それは、以下の演説の内容からもわかる。
私は何者にもまして、4年の任期の終わりに、戦争を防いだばかりでなく、平和をかちとった大統領として、人々に記憶される大統領になりたい。
ただ単に、彼の時代に平和の基礎を築いたばかりでなく、来るべき世代のためにもまた平和の基礎を築いた人として、歴史に引用されるような大統領になりたい。
(「報道の自由」1960年8月1日から11月7日までの演説集)
ケネディはご周知のとおり自らが望んだとおりの大統領として、人々の記憶に今でも強く残っている。
自分が望んだことというのは、想像以上に手に入れることができるのである。
それこそがイメージの持つ効果なのである。
「私はこれといって目標なんてない。」
「なりたい自分なんて、イメージできない。」
という人たちは、何者になることもできない。
想像カが乏しいと、夢を実現する力も弱まってしまうからである。
まずは、なりたい自分を明確にイメージすることが大事なのだ。
ケネディ大統領を目標にするならば、自分の部屋にケネディの写真を貼るといい。
そして毎日「彼のような人になる」と強く思うのである。
このように明確な目標を定め、「なりたい自分」を強く想像することが最も重要なのだ。
はらいかわてつや