「痩せれば・・・、高学歴は・・・モテる」は真っ赤なウソ
私たちは、女性は「痩せれば絶対にモテる」、男性は「高学歴のほうがモテる」などとおかしな思い込みをしばしばする。
しかしそれは、まったくのデタラメである。
有吉さんはこのように述べている。
世の女性はみんなすぐ「痩せたい」とか言うけど、ブスでもエロくてぽっちゃりしているほうが需要はある。
(「現代用語のクソ知識」双葉社、50ページ)
これは、事実であり、アメリカのオールド・ドミニオン大学のローラ・ジャコビー氏の調査によると、女性のおよそ93%もの人が「痩せたほうが男性にモテる」と信じていたが、一方男性は女性の体重をさほど気にしていないという結果が得られたのである。
またジャコビー氏の調査で、女性は「男性は胸の大きなグラマーな女性が好きなはず」と信じていたが、男性に聞いてみると実際は、普通の胸の大きさであれば満足であることがわかった。
逆に男性のほうも、「筋肉隆々のマッチョな男性がモテる」と信じ込んでいたが、実際は筋肉隆々の男性がタイプという女性は小数はだったということが調査によってわかった。
結局、男性も女性もおかしな思い込みによって、ダイエットや豊胸、必要以上の筋力トレーニングなど間違った努力をしてしまっているのだ。
私たちの思い込みや勘違いが、現実とかけ離れていることはしばしばある。
自分が何かしらの思い込みに囚われているのなら、その思い込みは果たして真実なのか、突き詰めてみるといい。
例えば、「学歴が高くないと出世もできないし、女性にもモテない」という思い込みが激しいあまり、卑屈になっている人がいるとしよう。
しかし、その人が「自分は高学歴ではなく、人間として価値が低い・・・」と言えばたいていの人は、「そんなことはないよ。気にすることではないよ。」と言うはずだ。
自分が思っているほど周囲の人はあなたのコンプレックスを気にしていないし、正直そんなことはどうでもいいと考えている。
人はあなたのコンプレックスにそれほど関心がないのだ。