たとえ意味が無くても体を動かす
はらいかわてつやです。
若いころは、あまりたくさん休みを取らずに、どんどん仕事をしたほうがいい。
なぜなら、休まずに常に働いている人は活力が漲り、バイタリティに溢れて見えるからだ。
「定年後に休むので十分だ」という気概で仕事に臨む人は根性があり、輝いて見えるのである。
当然のことだが、元気な人はとてもよく動く。
とにかくガムシャラに動き回っていれば、「あの人はいつも元気だ」ということで、周囲からの評価はとても良くなる。
たとえそれが無駄な動きだとしても、それとは関係なく評価が高くなるのだ。
スイスのベルン大学のシーグフリード・フレイ氏は、ある分析を行った。
うつ病患者の最悪の状態の時と回復期の時の診断場面のビデオ分析を行ったのだ。
すると、うつ状態が最悪の時は、体をあまり動かすことがなかった(およそ31%)のだが、回復期では体を頻繁に動かしていたのだ(およそ44%)。
ケネディは幼いころから体が弱く、政治家になってからも松葉づえが欠かせなかった。
人前では弱音をはかず、活力に溢れているところだけを見せていた(フォト・バイオグフフィ ジョン・F・ケネディ)。
彼が本当は体がボロボロだったころは、ごく近しい人しか知らなかったのだ。
よく雑談の中で、「肝臓が悪くて・・・」「最近、目がよく見えなくて・・・」「どうも最近調子が悪くて・・・」と話す人がいるが、こうしたことは決してそれが本当であってもあまり人には話さないほうがよい。
どんなに具合が悪くても「元気すぎて力がありあまっています。」と言うのだ。
私も頻繁に風邪をひくし、いつも体調が良いとはいえないが、そんなことは口に出さないことにしている。
自分は「いつでも快活で元気でなければならない。」と思っているので、自分のイメージが壊れるようなことは決して言わないように決めている。
ライオンやサルのリーダーは、病気になって弱ってしまったことが知られるとすぐさまNO2によってリーダーの座を奪われてしまう。
人の世界でも不健康な者は、すぐに侮られてしまう。
自分の実年齢に関わらず、いつまでも若々しく見られるように努力しよう。
それが、自分の魅力を高めるための秘訣であることを覚えておいてほしい。
はらいかわてつや