1. TOP
  2. 「リーダー」となる人とは最も多く出した人である

「リーダー」となる人とは最も多く出した人である

 2015/06/28 人心掌握
この記事は約 3 分で読めます。 20 Views

こんにちは、はらいかわてつやです。

◎人とは無意識に利己的に行動してしまうもの
ケチな振る舞いをしていると、人としての評価を落としてしまうということを前に述べました。
このことはとても重要なので、もう少し深く話をします。
えてして人間とは本来利己主義でケチな人が多いものです。この「他人に得をさせなさい」という話を聞くと、耳が痛くなるという人も多いかと思いますが、我慢して聞いてください。

イギリスのケント大学のチャーリー・ハーディ氏は次のような実験を行いました。
高校生を3人1組のグループに分けて100ペンスを分け合うという実験です。
ハーディが調べたかった内容とは、自分に多く分配するか、他の2人に多く分配するかによってリーダーになれるかが決定するのではないかということでした。
すると結果は、ハーディーの仮説どおり、自分の利益を最小限に抑え残りの2人に多く利益を分配した人のおよそ82%がグループのリーダーになったのです。
「自分の取り分を多くしろ」なんて言う人はリーダーにはなれません。
「自分はいいから、みんなに利益が出るように」という主張ができる人こそ、みんなからリーダーとして認められるのです。

◎得を与えて信頼を得よ
ケネディ大統領も、利己主義や自己愛について、強く諫めています。
ケネディ
政治家たるものがケチな自己愛に陶酔し、地位を守ることに必死になると公共の利益を守ることはできません。
仮にも人の上に立つ人というのは、自分の利益を考えるべきではないのです。
日本でも、天下を取った豊臣秀吉は自分が空腹であったときも、家来の武将たちに食べ物を分け与え信頼を得ていたといわれています。そういうことがごく自然にできるものが理想のリーダーなのでしょう。
『戦略的サラリーマン論』(成美文庫:西村晃さん著)という本には、人脈を作っていく上で一番大切なことは「相手に得をさせることである」という内容が書かれていました。
たとえば、自分の商売のために相手を利用するという気持ちが少しでもあると、そういう考えはすぐに相手に見透かされ、物事がうまくいかなくなってしまうのです。
長い目で見ると、他人に得をさせて自分が損をしてしまうことなんて嫌だと考えてはいけません。
人というものは打算的なところが多く見られます。そのため、自分に利益をもたらしてくれる人に好感を持つものです。長い目で見ると、あなたが得をさせた相手は、あなたとは末長く付き合っていきたいと考えるのです。また、あなたのことを贔屓したいと思い、さらに自分もあなたにお返しをしたいという気持ちさえわきおこるのです。
したがって、はじめに多少損をしたとしても、いつかは元を取ることができるようになるのです。
肝心なことは、相手の利益になるようなことを積極的に行うこと。またそのときには、
「全然気にしないでいいよ。恩着せようなんて気はまったくないんだから!!」
と爽やかな笑顔で返すことが大切です。

はらいかわてつや

\ SNSでシェアしよう! /

はらいかわてつやの注目記事を受け取ろう

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

はらいかわてつやの人気記事をお届けします。

  • 気に入ったらブックマーク! このエントリーをはてなブックマークに追加
  • フォローしよう!

ライター紹介 ライター一覧

はらいかわてつや

資本主義の牢獄に囚われた
あなたを救うスペシャリスト

Facebook 11万いいね!突破
メルマガ読者数23万人突破
YouTube 100万再生突破

革命コンサルタント、活動家、心理学者、プロモーター

株式会社プログレッシブジャパン代表取締役
一般社団法人 日本IT行動科学研究所 理事
リッチブレイン主宰 エヴァンジェリスト
世界的インテリジェンスコミュニティ創設メンバーの一人


詳しくはこちら

この人が書いた記事  記事一覧

  • 相手に応じてアピールポイントを変化させよう

  • PRL-8-53

  • スマドラとは?脳のドーピングと言われるスマートドラッグ

  • 人間関係は打算でもよい

関連記事

  • 相手の要求にすべて応えるような態度をみせる

  • ウソを1.5倍も効果的につく方法

  • あなたがアラ探しをされるワケ

  • 「バッドニュース」は信頼を深めるための最大のチャンス

  • 大きな仕事をまかされたければ「小さな約束」を守れ

  • 自分の短所を利用しよう