言いたいことを我慢している人は魅力がなくなっていく
はらいかわてつやです。
◎依存しない人はどんなことでも言える
「たとえ今の会社をクビになっても、なんとか生きていけるよ」と考えている人は、たとえ上司であっても自分の言いたいことを主張できる。
そして、そのような姿勢を持った人のほうがかえってクビになどならないのだ。
一方、「クビになんかなったらどうしよう!」と考えて、自分の主張を言えないような態度をとってる人は、リストラ候補になってしまうことが多い。
人生とはそんなものなのだ。
自分らしく生きるには、相手や会社に依存しすぎないようにしなければならない。
専業主婦の人は、金銭面を夫に依存しているため、家庭内で強く主張できないことがある。
そのため、不満がたまっていても離婚できずに、不幸せな生活を強いられてしまうことがあるのだ。
一方、自分で稼いでいる女の人は、離婚しても一人で生きていける自信があるので、夫に自分の主張も強く言うことができ、我慢もしなくてすむ。
人間が自分らしく生きていくには、「依存をしない」ことが大切なのだ。
ケネディ大統領も以下のように述べている。
国民が真に自由であるためには、経済的、政治的あるいは警察力による圧迫を受けずに、自主的な選択を行い、自主的な生活を送るしっかりした権利を持っていなければならない。
(「アメリカの挑む平和競争」1961年9月25日。国連総会で)
私たちは、自分で選択し決定する権利がある。
にも関わらず、依存しているために相手に振り回されてしまってはいけない。
◎独立した気持ちが魅力をアップさせる
親会社からの仕事がなくなったら倒産してしまうような下請けの会社は、親会社からの無理な要求を突きつけられて、大変な想いをすることがある。
ひとつではなくいくつかの会社との関係をもっていれば、「一つが切れても他にも取引できる相手はいるから大丈夫」とポジティブに考えることができる。
カナダのトロント大学のカレン・ディオン氏によると、独立心を持った人は魅力で、他に人にあまり依存しないという。
他人に依存し、ふらふらしている人は、あまり魅力を感じないのである。
自分の人生の主役は、自分であるという意識をしっかり持とう。
もちろん、ときには他者を頼りにしてもいいが、その場合はひとりではなく、何人かにしたほうがいい。
一人に100%依存せずに、20%ずつに分けて5人をたよりにするとか、そういった感覚で付き合ったほうがいい。
そのためには、日ごろから人脈を広げて、人に依存しない生き方を探していこう。
他社への依存心が無くなっていくと「一人でも生きていける」という自信が生まれ、独立心を高めることができる。
そして、独立心はその人の魅力へと直結するのだ。
はらいかわてつや