モテない言い訳はしなくてもよい
人間というものは、自分にとって都合の良いように物事を正当化する生き物である。
不都合なことは決して認めたくないので、さまざまな言い訳をして事実を認めないようにしているのだ。
例えば、頭の良くない人は、自分が勉強を嫌いなことは棚に上げて「学校の先生の教え方が悪い」とか「親が勉強しろというので逆にやる気をなくす」とか、さまざまな言い訳をして自分を正当化する。
モテない人も同じで、本当は性格が悪いからモテないのに、「自分は高学歴ではないから」とか「年収が少ないから」とかさまざまな言い訳をしてしまうのである。
「金持ってると女にモテる」って言いますよね?
まあ確かに、金持ってる男が女にモテるのは当たり前かもしれません。
じゃあ「金持ってないと女にモテないか?」って言うと、全然違います。
金持ってなくてもモテます。
(「お前なんかもう死んでいる」双葉文庫。94ページ)
有吉さんはそう語っている。
有吉さん自身、お金を持っていなかった貧乏な時のほうがモテたそうだ。
お金がないことを言い訳に、自分から女性に話しかけなければ、いつまでたってもモテるはずはない。
お金があってもなくても、自分から積極的に女性に話しかければ、女性と仲良くなれるかもしれない。
声をかけなければ、絶対に女性と付き合えないが、勇気をもって声をかければ少なくとも可能性はゼロではなくなる。
とにかくダメ元で声をかけてみることだ。
アメリカのミシガン大学のデビッド・シユミット氏は、日本を含む53力国の男性に、自分から言い寄って成功したことがあるかという質問をした。
すると、83 ・2%もの人が「イエス」と答えたのだ。(東アジアだけに限定すると70.5%)。
勇気を出して女性に言い寄れば、成功する確率は案外高いのである。
宝くじは買わなければ当たらないが、人付き合いも同じである。
まずは自分から声をかけなければ、何も始まらないのだ。
「人脈を広げたい」と口で言うだけで何も動かない人は、「口利きしてくれる知り合いがいないから・・・」などと言い訳をするが、そうではない。
自分が動かないから人脈が広がらないだけなのである。
言い訳をするのはいい加減にやめにしよう。
そんなことばかりしていても、何も始まらない。
まずは、言い訳などする前に、何事にも自分から積極的に行動しよう。